働く
Case 01
Dさんの場合 農業法人への就職

- 性別 女性
- 年齢 20代
環境 |
|
---|---|
悩み |
|
夢・願望 |
|
STEP01 Uターン
大学卒業後、都内の企業に就職したDさん。人並みに仕事をこなしてきたつもりではあるけれど、最近この仕事が自分に合っていないような気がしています。 色々と転職活動も行いましたが、何かしっくりくるものがなく両親に相談したところ、一度大野市へ戻ってじっくり考えることにしました。

STEP02 休息
退職後、大野市へUターンしたDさん。しばらくはゆっくりと羽根を休めるつもりでしたが、たまたま足を運んだ七間朝市で売られている野菜を眺め、農家のおばさんと何気ないおしゃべりを交わしたDさん。この時彼女の中で何かが動き始めました。

STEP03 相談
「農業をしてみたい」そう思い始めたDさん。しかし、漠然とした気持ちが高まる一方で具体的に何から始めていいのかわからないので、奥越農林総合事務所へ相談に行きました。そこで将来的にどのようなビジョンを持っているか等を聞かれましたが答えることができません。加えて、独立就農を目指すには大きな壁が立ちはだかります。
「元々実家は非農家なのでDさん自身の農業に関する知識や技術が乏しい。」
「独立就農を目指したいがそのために必要な準備資金がない。」
「ましてやDさんは今、無職である。」
いくら農業を仕事としてやっていきたいという想いがあっても、知識も技術もなく、機材や農地を確保するための資金もない状態で独立就農ができるほど、農業は甘くありません。
そこで、まず独立就農を目指すのではなく、農業法人への就職を目指してはどうかと勧められます。
※農業法人へ就職すると一定の収入を得つつ農業に関する技能や経営のノウハウを身につけることができるといったメリットがありますので、働きながら独立就農へ向けた下積みをすることも可能です。
そこで、Dさんは自身が農業に向いているのかを確かめるために、県の制度を活用して、農業法人で水稲農業を体験することになりました。
STEP04 研修
二週間の間、農業法人で田植えの研修をすることになったDさん。
慣れない農作業に四苦八苦するものの、都内の企業では味わえなかったやりがいを覚え始めます。
研修を終えたDさんは達成感と農業への強い想いに満たされていました。
また、研修への参加に対して県から補助を受けることができました。

STEP05 研修後
農業への想いがより強くなったDさん。研修を経験する前と比べて具体的なビジョンが固まってきました。
農業に関する更なる知識・技術の習得のため、農業法人へ就職することを決意したDさんは、県の制度を通じて研修先の農業法人に就業することができました。
GOAL! 独立就農へ向けて
農業法人へ就職し、晴れて新規就農者になれたDさん。毎日が新鮮に感じられる環境に喜びをかみしめています。
日々多くのことを学びながら前に進み、時には失敗して後ろに下がり、思い切り悩むために立ち止まってまた前に進み出す。
夢の独立就農を目指し、Dさんは今日も邁進しています。
