住む
Case 03
Cさんの場合 都会からのIターン
- 性別 男性
- 年齢 40代
- 家族構成 父、母
環境 |
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悩み |
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夢・願望 |
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STEP01 相談
Cさんの父は愛知県内の企業に長年勤務していましたが、数年前に定年を迎えました。近頃は自然に囲まれた土地で老後を過ごしたい。と、よくこぼすようになり、Cさんとしてもその願いをなんとか叶えてあげたいと考えていました。
その頃、Cさんも勤めている名古屋市内の会社を辞めて、夢であった起業をしたいと考え始めていたところでした。
この二つの想いが重なり、Cさん一家の移住計画が始まりました。
母の実家のある福井県内に移住先を絞り、候補の一つであった大野市の移住定住総合相談窓口を訪れ、相談を行いました。
STEP02 転職
Cさんは移住を機に特産品を扱った事業を起こしたいと考えていましたが、まだまだ自分には準備期間が必要だと判断し、大野市で生活することで視野を広げながらビジネスプランの精度を高めることにしました。
それからCさんはハローワークを通して転職活動を開始し、大野市内の企業に転職が決まりました。
STEP03 すまい探し
転職先も決まり、Cさんは両親と住むための住居を探し始めます。
空き家情報バンクを利用して住居を探す中で希望と合致した物件を見つけて両親と見学に行きました。両親は余生を過ごす新たな城を前にとてもうれしそうな顔をしており、それを見てCさんはこの物件にすることを決めて売買契約を結びしました。
Cさんはこのとき、暮らし住まいづくり支援事業(中古住宅を購入した場合の補助金)を利用しました。
STEP04 起業へ向けての準備
Cさんが大野市で働き始めて3年の月日が経ちました。以前から抱いていた起業の夢が動き出します。
転職先で意気投合した大野市生まれの仲間と共に起業への一歩を踏み出すために、結の故郷サポートチーム事業を活用し、専門チームによる相談(初回無料)を利用して準備を進めます。
GOAL! 起業と店舗の出店
紆余曲折もありましたが、特産品である米を使用した大野市ブランドの健康食品販売店を出店することにしました。市街地に出店することで、市の店舗形成事業による補助金を活用し、Cさんの夢であった起業家としての新しい生活がスタートしました。
2店舗目の出店を目標にCさんの挑戦は続きます。
AFTER
「学生の頃から起業したいと思っていたのですが、あと一歩が踏み出せないでいるうちに一般企業に就職しました。サラリーマンになってから20年近く経っても起業の夢が諦められずにいましたが、両親が田舎に引っ越したいと言い出し、さらに移住先の大野市が起業を支援している…これはチャンスだと思いました。大野市で4年間過ごし、地域と人と密接に関わることで視野も広がり、起業へ向かって共に歩んでくれる仲間もできました。紆余曲折ありましたが、こうして起業して店を構えることができて良かったです。移住してすぐに起業していたら間違いなく失敗していたでしょうね。」
Cさんの受けた支援一覧
受けられる助成金の 最大支給額 |
145万円(60万円(住宅支援)+50万円(起業)+35万円(移住支援金) | |
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利用した 移住定住支援制度 |
移住定住総合相談窓口 | 地域文化課 TEL : 0779-64-4834 奥越前まんまるサイト TEL : 0779-67-1117 |
空き家情報バンク | ||
暮らし住まいづくり支援事業 |
中古住宅を購入した場合の補助金 (住宅取得価格の1/3。ただし、補助金額の上限は30~60万円) 中古住宅の取得と併せたリフォーム工事 (リフォーム費用の1/3。ただし、補助金額の上限は30~60万円) |
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店舗形成事業 補助金 |
店舗改装等経費補助金として対象経費の3分の1以内(女性2分の1以内)。 ただし上限は、自己所有物件の場合100万円、他者所有物件の場合50万円 |
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結の故郷ビジネスサポートチーム事業 |
創業や起業、事業の課題解決に向けた助言など専門家チームによる伴走支援 相談料は初回無料、2回目以降1回2,500円 |
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大野市U・Iターン移住就職等支援金(全国型) |
市内に移住する前の住所が3年以上県外にあった人で、県内で週20時間以上の無期雇用契約で就職や起業した人に支援金を支給します。また、就職や起業が市内だった場合は、引っ越し費用の補助、子ども一人につき30万円などが加算されます。(最大130万円。Cさんは親世帯との移住になるため最大35万円) |