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働く

Case 02
Eさんの場合 独立就農

Eさん
  • 性別 男性
  • 年齢 40代前半
環境
  • 福井市出身
  • 福井市でSEの仕事をしている
悩み
  • 日々パソコンと向かい合う仕事に嫌気がさしている
夢・願望
  • 転職がしたい
  • 転職はしたいが、1日中パソコンと向かい合うような仕事は避けたい

STEP01 きっかけ

福井市でSEをしているEさん。毎日パソコンと向かい合い、いつも帰宅が遅い生活に嫌気がさし始め転職を意識しました。
できればSEのように1日中パソコンと向かい合うような仕事は避けたいと思いながら転職活動をしている中で、国が就農者の育成に力を注いでいることを知り、 ビジネスとしての農業に興味を持ちます。

STEP02 相談

奥越農林総合事務所に就農に興味があると相談に向かったEさん。まずは農業体験を勧められ、農業インターンシップに参加して農業を体験することにしました。

STEP03 農業体験

4日間、ふくい園芸カレッジの農業インターンシップに参加することになったEさん。
普段は一日中デスクワークをしているため、研修についていくのにやっとでしたが、農業インターンシップを終えたEさんは言い表せない充実感に満たされていました。
この時から、Eさんは本格的に就農を考え始めました。

STEP04 就農に向けた入門研修

就農を本格的に考え始めたEさんでしたが、ここで様々な悩みにぶつかることになります。

「Eさんの経歴ならばこのまま管理職に就ける可能性がある。」
「もし就農に失敗したら、再就職を考える頃には選択肢がさらに減ってしまうのではないか?という懸念。」
「非農家出身であるEさん自身の農業に関する知識や技術が乏しい。」

悩み続けて時間だけが過ぎていくことに焦りを感じつつも、今自分に一番足りていない農業に関する知識や栽培技術の習得に向けたふくいアグリスクールに参加しました。

STEP05 移住

年8回の研修に加え、その間独学で知識の習得に励んでいたEさんでしたが、さらに知識と技術を習得する必要があると痛感しました。
そして、新しい仕事へチャレンジしたいという気持ちが強くなり、これを機に正式に会社を辞め、農業インターンシップでお世話になった大野市へ移住して就農を志します。

STEP06 さらなる知識・技術の習得

移住後、Eさんはふくい園芸カレッジの新規就農コース2年間の実習を受けることを決意しました。農業で食べていけるレベルになるための知識や技術は一朝一夕では身に付かないと考えていたからです。
しかし、その間の収入がなくなってしまうのではないかと不安を感じたEさんでしたが、農業次世代人材育成投資資金(準備型)と研修奨励金という制度を利用することで研修を行いつつ、最低限生活していくことができることを知り、安心しました。

STEP07 就農準備

2年間の実習を終えたEさんはいよいよ就農に向けて準備を開始します。
以前、認定申請をしていた青年等就農計画が認定され、Eさんは認定新規就農者として認められました。
認定新規就農者になったことで様々な融資を利用することができるようになったEさんはふくい農林水産支援センターで農地を確保し、青年等就農資金(融資)による資金の確保を行い、新規就農者融資主体型補助事業を利用して農業に必要な機械や施設を揃えました。しかし、就農初期は経営的に苦しい時期が続くケースが多く、Eさんは農業次世代人材育成投資資金(経営開始型)という制度を利用して国から助成を行ってもらいました。

GOAL! 独立就農

転職を考えて始めてから3年の月日が経ち、SEから就農者への大転職を成し遂げたEさんはこの大野で第二の人生の第一歩を踏み出しました。

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